ストレートアイロンやカールアイロンを使う頻度はどれくらいですか?

女性の大半の方は使ったことのあるヘアアイロン。熱の効果でストレートヘアやカールスタイルを作るのにとても便利な反面、その熱が「髪が傷む」「髪の毛のダメージ」の原因に!

そもそもこの「髪の毛が傷む」のは何が原因で、どのように髪の毛は傷んでしまうのか?ご存知でしょうか?

今回は髪の毛が熱でダメージを受ける原因と、対策方法をご紹介。

まずは髪の毛について

キューティクル

髪の毛の1番外にあるタンパク質でできています。うろこ状に重なり合っているのが特徴で、摩擦などでも簡単に剥がれてしまいます。濡れることで開き、カラーやパーマの時もこの特性で内部に取り込みます。乾いているときは閉じた状態で髪の毛の内部の栄養や水分が流出しないように守っています。

コルテックス

髪の毛の大半を占める組織で、こちらもタンパク質でできています。コルテックスは髪の毛の内部に規則的に並んでおり、コルテックスの密集状態で髪の毛の柔らかさなどが変わってきます。

健康毛はこのコルテックスに12〜15%の水分が保たれています。

メデュラ

髪の毛の「芯」にあたる部分で柔らかい性質のタンパク質でできています。髪の毛によってはこのメデュラが存在しないケースもある。細毛の方は全くないことも。

【髪の毛の主な構成 】タンパク質:水分:その他=80〜8512〜15%8〜10%

髪の毛は殆どが「タンパク質」で構成されています。

コテやアイロンでによる髪の毛の痛みとは?

上記の通り、髪の毛の殆どを占めるのはタンパク質です。

タンパク質は熱で変化する性質があります、生卵を調理して目玉焼きになるのと同じ原理です。髪の毛も同じように熱を与えすぎると髪の毛のタンパク質が硬くなる「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」を起こしてしまいます

熱は髪の毛を乾かしたり、柔らかくして整えやすくする役割も果たすが、髪の毛を傷ませる原因にもなります。

コルテックスの内部の繊維構造は200℃以上の熱で壊れます。高温のアイロンなどを使い続けることで弾力が低下し、形が決まりにくくスタイルの持ち主も悪くなります。

高温の状態での摩擦、引っ張るなどのテンションでキューティクル脱落

アイロンなどで高温に加熱された髪の毛はその瞬間は「柔らかく」なっています。その状態での摩擦はキューティクルが脱落することがあります。強いテンションがかかると、伸びきって戻らないことやうねりが発生したりします。手触りも劣化し切れ毛や枝毛もできやすくなります。

100℃以上の加熱の繰り返しで髪の毛の内部に空洞が増加

髪の毛の内部のタンパク質が部分的に変性し、空洞(隙間)が増加。

この空洞化によって「パサつき」「艶の劣化」「うねり」「切れ毛」などの悩みの原因につながります。

このへんは別サイトでも詳しく書いていますのでそちらもご覧ください。

艶髪になるには〇〇〇〇が必要

傷みを最低限に抑える正しいアイロンの使い方

熱によるタンパク変性や高温の際の摩擦やテンションがダメージの原因だということがわかったら具体的な対策は?

アイロンを正しく使うことでダメージを最小限に抑えよう!具体的な方法をご紹介。

アイロンは「必ず」完全に乾かしてから!!

髪に表面に水分が残った状態でアイロンを使用すると、表面の水分が蒸発するときに髪の毛の内部の水分まで一緒に蒸発してしまいます。これは髪の毛に対しての負担はとても大きいのでしっかり内側などの乾きにくいところも乾かしましょう!この際、熱から髪の毛を守るヒートプロテクト成分配合のヘアオイルなどを事前に使うことをお勧めします。

アイロンの熱を同じ場所にあてすぎない!!

髪の毛に高温で摩擦を繰り返すことは上記の通り、キューティクルの脱落につながります。同じ箇所に何度もアイロンをかけることはダメージにつながります。

アイロンを使用する際は、2〜3秒ずつテンションをかけずに優しくスルーしてください。同じ箇所にあてすぎないように「ブロッキング」をしてその部分にのみアイロンをかけれるようにしよう!。

毎日は避けて多くても週2〜3回までに抑えよう!!

お客様の中でも「毎日」アイロンをするという人が意外に多く、毎日アイロンを使用するのであればストレートパーマやデジタルパーマをかけてしまった方が負担は圧倒的に少ないです。

それほど高温のアイロンは髪の毛に対して負担が大きいことをわかった上で使用しなければいけません。アイロンを使うことが慢性化していくと、乾燥→広がり→ヘアアイロン→ダメージ→乾燥 ・・・という負のループにハマってしまいます。

アイロンを使用する回数を極力減らすことが結果的に綺麗な状態でいるために必要な事です。

アイロン熱によるパサつき・ダメージが出てしまったら・・・

すでにアイロンの負担からダメージを感じている人は、その状態を誤魔化すためにアイロンを繰り返すより、担当の美容師さんと相談してヘアケアを行なっていくことをお勧めします。髪の毛は「死滅細胞」と言って1度傷めてしまった髪の毛は「治る」・「回復する」と言ったことはなく、適切な栄養補給で「補う」ということでしか現状を改善することはできません。

しかしこの「補う」という事自体も単発では効果がなく継続的に補っていくことが必要です。

 

美髪処縁-ENISHI-ではそんな状態の髪の毛を根本から改善していくために「ヘアエステ」という髪質改善メニューがあります。

美髪処縁-ENISHI-のヘアエステはこちら

 

髪質改善といっても巷で言う「髪が治る」「癖が伸びる」と言うことは根本的にありえません!なんども言うように神は死滅細胞なので、1度ダメージを受けたら治らないんです。「治る」と言う文言で宣伝している美容院をよく見ますがこれは間違いです。

縁の髪質改善は現状の髪の毛の内部と表面のコンディションをオリジナルのケア剤で補い、頭皮環境をエイジングスパで改善していきます。これから伸びてくる髪の毛をより健康な状態に導き、すでにある髪の毛に必要な成分をしっかりと送り込み療法でケアをしていきます。「補う」と言うのも継続的に正しく行うことで「持続性」「艶感」はどんどん上がっていきます。その間に新しく傷みにくい髪の毛が育っていきます。

アイロンの熱でダメージを受けてしまった髪の毛は美容院で適切なケアをしてもらうことをお勧めします。

まとめ

アイロンの熱は髪の毛には負担が大きく、極力使用頻度を抑えて使用することが大切です。

熱による負担はありますが、適度な熱は髪の毛を柔らかくしたり艶を見せるのに必要な時もありますので、正しい使い方と使用前の事前準備としてヒートプロテクト成分配合のオイルなどでしっかりガードしてあげてくださいね!

 

LINEでのお問い合わせお受けしております

美髪処縁-ENISHI- 

愛知県春日井市如意申町6-1-9 メゾンドシルバー102

0568-44-0778