愛知県春日井市で、髪質改善を通じお客様に艶髪とそれらを育む頭皮ケアを合わせた「ヘアエステ」を提供する美髪どころ-ENISHI-です。
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女性の永遠の憧れ「艶髪」ブーム。今ではInstagramなどでも髪の毛に艶がある仕上がりの写真がアップされたり、TVなどでも紹介され注目を浴びています。
それが酸熱トリートメントというジャンルです。
今回はこの酸熱トリートメントについてくわしく説明していこうと思います!

圧倒的な艶感で仕上がる「酸熱トリートメントとは?」

Instagramで「#酸熱トリートメント」で検索すると9.9万件のヒットをする酸熱トリートメント。

「髪質改善」という言葉=「酸熱トリートメント」と世の中に誤認?させるきっかけになったと言っても過言ではない美容院のトリートメントメニューです。

 

トリートメント第4世代と言われる「酸熱トリートメント」

美容業界では、色々なヘアケアメニュー用に新しいトリートメント商材が毎年メーカーから出てきます。
しかしコンセプトとしては大きな変化があるわけではなく、トリートメントの中でジャンル分けをすると数種類しかありません。

201年に世に出て暫く経ちますが、2020年現段階でのトリートメントでも最新のトリートメントになります。主な特徴としてあげられるのは「艶感」が1番のウリになります。

 

上記は美髪処縁-ENISHI-で提供しているオリジナルケアメニュ「キラ髪システム」の仕上がりです。

このように今までのトリートメントに比べ、酸熱トリートメントは明らかな「外見の変化」を生むトリートメントになっています。

主成分は「酸」!その種類と効果などを詳しく解説

酸と聞くとギョッ!!とされる方もいますが決して「塩酸」や「硫酸」などの劇薬とは違います笑。
引用元:DEMI

髪の毛の健康な状態でのphは4.5~5.5です。ちなみに水道水のPHは5.8~8.6の間になり、髪の毛よりアルカリ寄りです。髪の毛より高いphなのでキューティクルが開きシャワーを浴びているだけでもカラーなどの対処が起きたりするという訳です。
髪の毛が健康な状態は「弱酸性」になります。ヘアカラーやパーマなどは「アルカリ性」です。
酸性も強すぎれば髪に負担はかかりますが、アルカリを使うと髪の毛にダメージを負うことは今ではお客様達も知って入られたりすると思います。

アルカリでダメージを受けるなら酸性で整えればいい!

単純な発想だとこうなります。髪の毛が弱酸性なのでそこに近い薬剤になればなるほど髪の毛への負担が少なくなるということで、近年は弱酸性のパーマやカラー剤を使う美容院も多くあります。アルカリがキューティクルを開く作用があり、酸性の薬剤はキューティクルを開かず「閉じる」効果があるので、髪の毛の内部にある栄養を極力流出させずにすみます。

そういう考え方で注目されているのが「酸」トリートメントです。

酸トリートメントの種類

酸熱トリートメントというジャンルの中で使われている「酸」は様々な種類があります。

  • グリオキシル酸
  • レブリン酸
  • グリコール酸
  • マレイン酸
  • サリチル酸etc…

たくさんの種類がありそれぞれの役割も違います。ジカルボン酸としてまとめて呼ばれたりもします。酸熱トリートメントの中で1番メジャーに使われているのは「グリオキシル酸」になり、美髪処縁の酸熱トリートメントにも使われていますのでより詳しく解説していきます。

グリオキシル酸の効果

  • 髪の毛に適度なハリコシを生み髪の毛を強化する働き
  • 癖を緩和する効果が若干だがある
  • 髪の毛が濡れると独特な臭いがある
  • 髪の毛の色が抜けて明るくなる

レブリン酸の効果

  • グリオキシル酸に比べて癖を緩和する力は若干低い
  • 髪の毛の「柔らかさ」を出すのは一番優れている
  • 髪の毛の退色はほぼ無い
  • ハリやコシより柔らかさなどの「サラサラ」」とした質感の仕上がり

サリチル酸の効果

  • 癖を緩和する力は弱い
  • その分パーマなどのスタイルには向いている
  • 効果が上の2つに比べて感じにくい

マレイン酸・ジカルボン酸

こちらは主成分ではなく、どちらかというと予防系に適していると個人的には考えています。
カラーなどに使われている過酸化水素によって発生する「システイン酸」を防ぐ効果などがあります。
システイン酸は髪の毛が持っているアミノ酸の「シスチン」を酸化させる働きがありこれを未然に防ぎます。

ケラチン×酸

これは酸熱トリートメントの中でも最新のものです(美髪処縁-ENISHI-では扱っています)
効果としては

  • ケミカルダメージ(パーマや縮毛強制)などに有効で効果が高い。
  • 硬くなった髪の毛が柔らかく仕上がる

などなど、それぞれに効果の違いなどもあり目的や用途によって使い分けも必要です。

その中でも今回は1番使われている「グリオキシル酸」についてこのあと説明していきます。

 

グリオキシル酸とは?使用されるに至ったルーツなども含めて解説

グリオキシル酸を使い、髪質改善という言葉と引っ掛けて酸熱トリートメントを一躍トップメニューにさせた経緯には、癖毛などに対しての脱・縮毛矯正的な発想が大きく絡んでいると思います。メーカーが注目した「艶髪」というジャンルに負担のない施術で再現するために参考になったのが「ラジリアンストーレート」という海外のメニューになります。

ブラジリアンストレート、ブラジリアン・ブローアウト、ケラチンブローアウトなどの名称で呼ばれる、ブラジル発祥の髪の毛をストレートにする技術で、「南米の人の強い癖毛がパーマ剤などを使わずサラサラなストレートになる」ということで、海外でも大きな注目を浴びました。一説によるとその際に使われる成分が「ホルマリン」だと聞きましたが、ここは正直はっきりは僕も調べていないです。

しかし、日本では隠れてやっているサロンもあるかもしれませんが基本的にはできません。
理由は簡単、認可が通らないからです。

この「ブローアウト」の施術工程のヘアアイロンの際に生じる蒸気に「ホルムアルデヒド」という人体に有害な成分が発生するからです。
なのであちらの国では施術中には窓全開やマスク着用なんて話も聞いたりします。

しかし仕上がり的にはとても素晴らしい「ブラジリアン・ブローアウト」を人体に安全に再現できないか?ということで注目された成分が「グリオキシル酸」になります。

酸熱トリートメントの効果を解説!本当に癖は伸びるのか?

よく世間でも歌われている宣伝文句に「癖が治る・伸びる」などの表現が多く含まれています。
ここに対しては、少し過剰な表現かな?とは思います。

個人的な見解では「半分正解で半分間違い」というのがベストなアンサーだと思います。
まず髪の毛の癖に関しては「先天的な癖毛」「後天的な癖毛」があります。

先天的とはいわゆる「天然パーマ」という表現の癖毛です。そして、後天的な癖毛とは加齢やダメージによって生じた水分やミネラル不足などから発生した癖毛です。

詳しく話していく前にパーマがかかる仕組みを少しだけ説明。

パーマは1剤と2剤という2つの薬剤出かけていきます。
この1剤は「還元剤」と「アルカリ剤」で構成されており、この1剤で髪の毛の結合の1つS-S(シスチン)結合を遮断し、2剤の酸化剤で再結合をしていきます。ストレートパーマや縮毛矯正なども「還元剤」の効果でS-S結合を遮断しかけていきます。

この酸熱トリートメントで「癖が劇的に伸びる」・「縮毛の代わり」と謳って、微量の還元剤が含まれている酸熱トリートメントなどもあったりしますが、当然負担もあるので繰り返すことで髪の毛にはダメージを蓄積していくことになりますのでオススメはしません。
当店の酸熱トリートメントには含まれていませんのでご安心ください。

なので本当に強い癖毛に関しては劇的なストレートヘアにするには力が足りないと思います。しかし繰り返すことで少しずつ癖が緩和されてもいくのは間違い無いです。

でも還元剤が含まれていないのになんで?となるのですが、そもそも酸熱トリートメントは「S-S結合」に関与していません。

すごくマニアックになっていきますので難しくなった人は飛ばしてくださいね笑

まず健康な髪の毛の状態は▶︎疎水性
ダメージ毛の状態は▶︎親水性
極端に髪の毛が傷んでしまうと、髪の毛を濡らすと水分を吸ってなかなか乾かないという経験はありませんか?ブリーチをやりすぎの人などは起こるんですが、このような状態が親水性で髪の毛の中の栄養が抜け落ち「ダメージホール」が発生しそこに水が入る状態です。そして酸熱トリートメントの特徴として本来水が出入りする箇所に各酸が結合することによって「自然水」を封鎖します。それによって髪の毛に余分な水が廃位てこず擬似的に「疎水性」の状態にする効果があります。
もうなんだかよくわかりませんよね?
この各酸を結合させるために水分を抜く必要があります。
そのために高温のヘアアイロンを入れていきます。
水分をぬく過程でストレートに形成された状態で結合するから若干の癖の緩和が可能になります。
グリオキシル酸の結合▶︎イミン結合・水素結合

レブリン酸の結合▶︎イミン結合・水素結合
グリコール酸の結合▶︎アミド結合・水素結合

上記のように還元剤を用いたS-S結合ではなく別の結合からの形成になります。
S-S結合ほどの癖の形成はできないので縮毛矯正の代わりという発想では物足りないですが、繰り返すことで癖を抑える働きは十分期待できます。

あくまで持続性や癖の形成力の点から考えて、癖毛に先天的な癖毛にお悩みの際は縮毛矯正をかけ、その後酸熱トリートメントを繰り返していくことも方法の1つです。

癖が治るということよりも酸の結合によって擬似的にでもダメージ毛が健康毛に近い「疎水性」になることが1番のメリットだと思います。癖の緩和はおまけぐらいで捉えてもらうのがベストです。

酸熱トリートメントの施術の流れ

①酸熱トリートメントの塗布

②20分程加温

③酸熱トリートメントのお流し

④全体ドライ

⑤アイロンで水分カット

このような流れで施術していきます。だいたい所要時間は1時間程になりトリートメントというジャンルのメニューの中では時間のかかるメニューになります。

 

酸熱トリートメントのメリット・デメリット

どんな素晴らしいメニューにも必ずメリットとデメリットはあります。

酸熱トリートメントのメリット・デメリットを事前に知っておくことで今後酸熱トリートを希望する際に役立てていただければと思います。

酸熱トリートメントのメリット

まずは圧倒的に手触りが良いことが挙げられます。酸のイミン結合などの効果から微々たる癖の緩和がされていることもあり非常に滑らかな指通りになります。

同様に艶感も従来のトリートメントと比べ圧倒的です。まさしく「艶髪」という表現に適した仕上がりになります。

持続期間も従来のトリートメントに比べ長持ちしやすいです。自宅でのケアにもよりますが初めてされる方で2〜3週間ほどかけて徐々に手触りなども損なっていきます。継続することで持続性や手触り・艶感もよりアップしていきますので安定して良い状態で居たい方は3回程は継続することをお勧めします。

酸熱トリートメントのデメリット

施術時間が従来のトリートメントより長いというのが大きいです。
ある程度の施術時間はかかりますので、あらかじめ予定を空けてご来店ください。

主成分にもよりますが髪の毛の濡れている時の臭いは多少きつめです。当店でも匂いが苦手というお客様は一定数お見えになりますが、髪を乾かすと気にならないと思います。

パーマには基本向いていないです。若干かかりにくくなることもあります。それは酸の結合でアミド結合によってと言われていますが、そもそもウェーブスタイルと艶というのは相反する部分もありますので、パーマを希望する方や近い将来パーマをかけたい方は、別のヘアケアをお勧めします。当店ならパーマに適したタイプのトリートメントもご用意していますのでご相談ください。

知識と経験の差が大きく出ます。アイロン操作から酸の濃度や放置時間など、酸熱トリートメントを繰り返しおこなっている人ほど注意が必要になります。間違えると酸性に振られすぎ髪の毛が硬質化を起こしてしまいます。タンパク変性を起こした髪の毛は治らないので特に注意が必要です。
この部分は経験数が重要でシチュエーションに合わせた経験をどれだけしているかは美容院によって差が出ます。

 

美髪処縁-ENISHI-は艶髪に特化した髪質改善サロンです。今まで4000人以上の艶髪に携わってきた経験から、あなたに合わせたヘアケアをご提案します。

髪質改善と一重に言っても、状態によって適したケア方法は違います。美髪処縁はヘアケアに特化した美容院の経験を生かし、状態に合わせたヘアケアをご提案します。髪の毛はそれ単体を綺麗にしても「治る」ということはありません。本当の髪質改善は長期的なケアも合わせて考え、髪の毛を育む「頭皮」のケアも大切になります。

当店の美髪エステコースは髪の毛の艶を生むヘアケアとそれらを育む頭皮ケアを合わせた髪のエステコースです。
継続的に行うことでいつまでも綺麗な髪の毛を維持していくことができます。

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今回は話題の酸熱トリートメントについてお話をしていきました。
より詳しく知りたい方や施術を考えている方はお気軽にご相談ください。