愛知県の春日井市で髪質改善を通じ艶髪を提供している美容院「美髪処縁-ENISHI-」です。

今じゃ美容院でヘアカラー をしない人はほとんど居ないんじゃないのか?ってくらい、ヘアカラー を楽しむ人が大勢います。
お気に入りのカラーや流行のカラーなど様々な目的でヘアカラー を楽しむ中でこんな悩みってありませんか?

・美容院でヘアカラーをしてもすぐに色が抜けてしまう
・なかなか欲しい色味が出ない、出にくい
・後からすごく傷みが気になってくる
こういった悩みの大半が実はヘアカラー 後の扱いや行動にあったとしたらどう思いますか??

今回は美容院でのヘアカラーをした後にすぐ色が抜けてしまう人向けにブログを書いていきます。

他のお悩みに関しては別の機会に書いていきますね。

ヘアカラー をしてもすぐ色が抜けてしまう悩み

これはすごく質問をいただいたり、こういった悩みでご来店いただくことが多いので沢山の人がこんな悩みを抱えているんだと思います。
ヘアカラーの色が退色してしまう原因は様々で、何気無い過ごし方で退色が進んでしまいます。
色が抜けてしまうことで気に入った色じゃなくなるだけでなく、髪の毛のパサつきが目立ってしまったり、ムラになってしまったりと見た目に大きな悪害を与えてしまいます。

そもそもカラーの退色の原因とはなんなのでしょうか??
まずはカラーのメカニズムを知っておくと原因がわかりやすいので説明いたします。

ヘアカラーで髪が染まるメカニズム

ヘアカラー の使用前と使用後の髪の断面図
引用元: 日本化粧品工業連合会JCiA
一般的にヘアカラー、ヘアダイと言われるアルカリカラー染料のメカニズムはアルカリが髪の毛を膨潤させヘアカラー の有効成分である酸化染料と過酸化水素水が髪の中に浸透します。
過酸化水素水は髪の毛の内部にあるメラニン色素を脱色し、髪に浸透した染料を酸化させる働きがあります。染料は酸化すると結合して発色します。
このようにヘアカラーは酸化によって髪の毛内部のメラニンの脱色と結合によっての発色(染色)の2つの効果で希望の色味を作っています。

退色とはこの発色(染色)によってできた色味の部分が抜けてしまっている状態を言います。

ヘアカラーが退色してしまう主な原因

脱色と染色の2つの効果のうち、染色の部分が抜けてしまうことで生じる退色には色々な原因があります。
その人によって原因は違いますが主な原因として多いものをまとめてみました。

シャワーのお湯の温度によって起こる退色

これは見落とされがちな原因ですがとても大きな原因になります。
ヘアカラーをした際に1番色落ちをするタイミングをご存知ですか?それは美容院でカラー後にする洗髪のタイミングが1番色落ちしているタイミングになります。
しっかり分かっている美容院はそういった際のシャワーの温度は低めに設定して、かなりヌルめな温度で洗っていきます。
ヘアカラー後の髪の毛は薬剤の影響でデリケートな状態になっています。
そこに高温のシャワーを浴びることでキューティクルが損傷しダメージの原因になります。その結果、より早く退色を進めてしまう結果になってしまったりします。

使っているシャンプーの種類によって起きる退色

ここに関しては全く退色に影響しないシャンプーというのは存在しませんが、退色を早めてしまうシャンプーというのは存在します。

主に洗浄力が強いシャンプーになるとその分、退色を早めてしまいものによっては1週間ほどでかなり色が抜けてしまうこともあります。
洗浄力が強いシャンプーというのは主に薬局などで手に入る安価のシャンプーなどは該当する高級アルコール系界面活性剤が使われているシャンプーになります。
この辺に関しては1種類の界面活性剤で作られているシャンプーはほとんど無いのでアミノ酸系と宣伝されていても割合によっては強すぎることもあります。
シャンプーに関しての説明はここでは省きますが詳しく知りたい方はこちらの記事を参照にしてくだい→【現役美容師が調べてみた】市販のシャンプー で艶髪に適したものはあるの?

紫外線によって起きる退色

夏にプールや海水浴で髪の毛の色が抜けたーなんて事ありませんでした?

それは髪の毛もお肌などど同じく日焼けをしているからです。
肌の日焼けは強い紫外線によって肌のメラニンが色素沈着を起こしている状態で、髪の毛に対しても同じように影響を与えます。
過酸化水素水によってメラニン色素を脱色させて、酸化染料の結合によって色味を出している状態のヘアカラー後の髪は日焼けすると、このメラニン色素に強く作用します。その結果、酸化染料と結合してできた色味自体が抜けてしまうのはもちろん、それ以上に明るく抜けてしまったりします。

ヘアアイロンやコテなどの高温によって起きる退色

髪の毛は非常に温度にデリケートなものになります。
髪の成分はタンパク質と水分がほとんどを占めており、タンパク質は熱によって変質する成分です。髪の毛が高温にさらされることによってダメージを負いカラーの退色を早めます。
ヘアカラー自体も高温に弱い性質があるのでダメージによる退色も相まって早い段階で色が抜けてしまったりします。
アイロンなどが髪にどのような負担を与えるかはこちらの記事をご覧ください→髪の毛がアイロンなどで傷む理由とは?負担が少なくヘアアイロンを使うやり方

そもそもの髪質(ベース)によって起きる退色

根本的な問題になってしまいますが、実は髪質に大きく起因してしまいます。主にそもそもメラニンが少ない軟毛(猫っ毛)の人などはどうしても結合している元が少ないので色持ちは悪くなりやすいです。

逆にしっかりとした髪質の人(日本人本来の髪質)はメラニン色素に赤みが多いのが特徴です。地毛が黒い方などが該当しますが、こういった方は黄色く色抜けするのではなく赤みが浮いてきてしまう抜け方でオレンジ味が出てきてしまいます。
チョイスする色味と髪質によって退色が早くなってしまうケースもある例がこういったパターンに該当します。

ヘアカラーが退色する原因に対しての対策

こういった原因がヘアカラーの持ちの悪さを感じてしまうことが殆どです。
逆にこの部分を気をつけていくことでヘアカラーの良い状態を普段よりも持続させることができます。
それではそれぞれの原因に対しての対策も説明していきます。

ヘアカラーを長持ちさせる為の理想のシャワーの温度は?

そもそも髪の毛に負担がないシャワーの温度は人肌程度の温度と言われています。人間から生えている髪が人間の温度で傷むわけありませんからね。

35℃程度から高くても42℃程度が人間の体温ですが、この範囲内でなるべく低いところの温度でシャワーを設定することが理想的です。
熱めなシャワーでスッキリしたい時もありますが、そもそも高温はヘアカラーに関係なく頭皮環境にも悪害を与えます。

だいたい36℃〜38℃を目安にしていきましょう。

ヘアカラー後に適したシャンプーを使って持続力をあげよう

市販の強すぎるシャンプーを避けて、髪や頭皮に優しいシャンプーを使うことが理想的です。美容師さんに相談してサロンで販売しているシャンプーについて聞いてみるのもあり、自分で調べてみるのもありですが、美髪処縁がオススメするのは優しい洗浄成分でいたわって洗髪ができるOggi OttoやCOTA i  CAREがオススメです。

そのほかにもその時染めた色味に合わせてカラーシャンプーやカラートリートメントを使うのもオススメです。毎日の使用ではなくても週1や3日に1度など定期的に使うことによって格段に色持ちは上がります。

使う色の目安は

暖色系(赤味・オレンジ・ピンク・それらを伴うブラウン)ならピンクシャンプーを使用
寒色系(アッシュ・マット・グレイ・それらを伴うブラウン)なら紫シャンプーを使用

どんなシャンプーを使っても多少の退色は起きますが、使用するアイテムによって持ちがかなり変わります。

それ以外にもあまりゴシゴシ洗いすぎず、優しくシャンプーする事も退色防止には重要です。

紫外線対策をしてヘアカラーの退色を防ぐ方法

過剰な紫外線の影響が受けないように天気によっては日傘や帽子などの使用が最も効果的です。
こういったアイテムは髪の毛だけでなく頭皮の環境を守るためにもオススメです。どちらかではなく両方使ってしっかりガードしましょう。

それ以外だと、近年は髪の毛の日焼け止めやUVカット効果のあるスタイリング剤などもあります。そういったものを使用する事で髪の毛への負担はいくらか軽減できます。夏場などレジャーシーンなどでは肌の日焼け対策と同じように髪の毛にもしっかりUV対策をしましょう。

しかし万全の対策をしても完全に紫外線を防ぐのは不可能です。
防ぐ対策と同時にケアもしっかり行い髪の毛のダメージの進行を遅らせる事も大切です。
紫外線で分解されてしまうアミノ酸やタンパク質を髪の毛に補う事でダメージによるその後の退色を軽減できますので上記でも説明したシャンプーなどでしっかりと紫外線のケアもしてください。

アイロンの高温による退色の防止は難しい

この部分は僕個人の感じることとしては、アイロンをする以上色を長持ちさせるのは無理だと思っています。

低温でアイロンをするといっても温度の度合いがそもそも高いヘアアイロンは髪の毛への負担が大きすぎます。
理想は使わないこと、使う回数を減らすことが1番の退色防止につながります。
それでも使用を控えれないという方は、最初に希望より暗めに染めるというのがベストな方法だと思います。

使用回数を減らし最初に色を濃いめに染めておく。その上で正しいアイロンの使いかたをして極力髪の毛の負担を減らすように心がけてください。アイロンを使う際はこちらの記事を参考にしてください→髪の毛がアイロンなどで傷む理由とは?負担が少なくヘアアイロンを使うやり方

髪質に合わせた退色防止の対策

それぞれ希望の色味があるので該当しないケースもありますが、髪質に合ったヘアカラーをチョイスすることで退色自体を遅らせたり気にならないようにすることは可能です。
これらは1つの例になりますが参考にしてください。

軟毛(猫っ毛)の人の場合

こういった髪質の人は明るくなりやすいという特徴があります。
退色が進むと黄味が出て一際明るくなってしまいます。ヘアカラーをする際はアルカリを低くして染めていくことが大切です。2回目以降のカラーはとにかく色味を入れる程度だと美容師に希望して2液の濃度を下げて染めてもらいましょう。まあ、美容師にそういったオーダーをするのは気後れしてしまうと思いますが、退色の悩みを伝えればそういった判断をしてくれる美容師さんにお願いをするのがベストです。

そもそもの赤味が少ない髪質ゆえに色味が綺麗に見える分、持ちの悪さも目立ってしまいます。これ以上赤味を削るアッシュやマットという寒色系をチョイスする際はなおさら明るく退色することがあるので注意が必要です。

しっかりとした髪質(赤味が強い)人の場合

どうしても退色の過程でオレンジ味が浮いてしまう場合は、逆に赤味系の色味で染めていく事も1つの対策になります。メラニン色素の関係上赤味がベースにある髪質なので相性の良い赤味をベースにした色味にする事で色持ちは上がります。しかしハイトーンの場合はこのパターンから外れてしまうので注意が必要です。
ベースがハイトーンの場合はすでにメラニンの赤味は削られた状態なのでこれまでに説明してきた対策を取りしっかりケアをしてください。

そのほかの対策

カラーは周期が空き過ぎる事で根元と毛先の色の差が大きく出てしまいます。さらにこれまで説明したように入っていた色素が抜けることによってより明るい状態になってしまっています。

ベースが明るくなればなるほど退色は速くなりやすいです。
ダメージを気にしてヘアカラーの周期を伸ばすことによって色持ちが悪くなる環境を作ってしまっているケースもあります。
さらに根元を追いつかすにも一回り明るくなってしまった髪の毛に対して追いつかせるので、より強い明るめの薬剤をチョイスしなければならなかったりします。

理想は月1度のペースでカラーをしていくこと。その際しっかりと美容室でアルカリや過酸化水素水の残留を除去することが大切です。

色味が完全に抜けきる前に同系色を重ねていくことで色味はより強く現れます。その分カラーの退色を遅らせる事も可能です。

一度選んだ色味をしばらくは続ける事も退色防止にはオススメの方法です。
その都度色味を変えていく事で色持ちの悪さに繋がったりもします。

まとめ

どうでしたでしょうか?
ヘアカラーを長く楽しむには少しだけ注意が必要になります。

何より髪の毛を良い状態で保っていることこそが1番の退色防止につながります。

愛知県春日井市の美髪処縁は髪質と頭皮のケアに特化したヘアケアサロンとしてお客様に-8歳の艶髪をご提供しています。
ヘアカラーをする際のケアやアフターケアも含めてオススメなのが「美髪エステコース」です。

美髪処縁の美髪エステコースは髪を健康に育む頭皮環境の改善と現状の髪の毛に対してのダブルケアの本当の髪質改善です。→美髪エステについて詳しく見る

日々のケアをしっかりする事で髪の毛のコンディションは上がり良い状態が長持ちします。

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